令和6年12月定例会
質問事項1新型コロナワクチン定期接種について
(1)接種までの手続きと、接種記録の管理方法を伺います。
(2)10月1日から現在までに把握している接種人数、接種率、ワクチンの種類を教えてください。
(3)市民からの問い合わせについて
ア 10月以降に寄せられた具体的な事例と、松戸市の対応を伺います。
イ 定期予防接種の対象者と対象ではない方において、対応の違いはありますか。
*------* *------* *------*

質問事項1、新型コロナワクチン定期接種について
質問の要旨(1)接種までの手続きと、接種記録の管理方法を伺います。
先の9月9日の一般質問において、10月以降の定期よぼう接種の接種体制や周知方法について伺いました。
ご答弁では、接種券の送付をせず、接種の予約も直接医療機関に確認するなど、接種体制が変わり、接種時期や接種方法について、市民に広く周知する必要があること
接種前の予診の際、医療機関からワクチンの効果や副反応などの説明をすることを徹底するなど、副反応や健康被害のリスクをよく理解していただくよう対応していくことをご答弁いただきました。
そこで、実際に開始されている定期予防接種について、接種を希望する方の接種までの流れと、10月以降、接種された方の接種履歴を松戸市はどのように管理されていくのか教えてください。
質問の要旨(2)10月1日から現時点までで把握している接種人数、接種率、ワクチンの種類を教えてください。
令和6年6月議会で、一般財源から3億5千866万4千円市が負担する補正予算が可決されました。
想定される接種人数は、約67000人。
この数字は、新型コロナウイルス感染症と同じB類疾病で、対象者も同一というところから、高齢者インフルエンザや高齢者肺炎球菌の直近の接種率で算出したものと聞きました。
前回9月議会で、10月1日からのワクチンの種類をお聞きしたところ、従来型のメッセンジャーRNA(以下mRNA)ワクチンのほかに、明治製菓ファルマ株式会社による自己増幅型mRNAワクチン私も強い関心をもっていますが、こちらのワクチンも新しい種類として承認待ちだとご答弁いただきました。
定期予防接種は来年3月までの接種となりますが、10月1日から現時点までで把握している接種人数、接種率、ワクチンの種類を教えてください。
質問の要旨(3)市民からの問い合わせについて
特例臨時接種として、今年の3月末まで無料で実施されていた新型コロナワクチン接種は、4月から9月までは希望する方が有料で接種する形となっていました。
10月1日以降、市が5,000円を補助し自己負担2,000円の新たな体制で接種が開始されており
さまざまな方が関心を持たれていると思います。
1万3,000人分のデータを分析したわたくしの9月議会の一般質問の内容を広報誌で発行したところ、そちらを読んだ複数の市民の方から、松戸市に問い合わせが来たと伺いました。
そこで、
ア、10月以降に寄せられた具体的な事例と、それに対する松戸市の対応についてお聞かせください。
私の広報誌の内容以外にも、どのような問い合わせがよせられたのか、また、市はその問い合わせに対し、どのように対応されたのか教えてください。
次に、イとして、定期予防接種の対象者と対象でない方において、松戸市の対応の違いはありますか
具体的には、接種に迷いが生じていたり不安を感じたりしている方への対応についてです。
定期予防接種の対象者である方からの問い合わせと、対象外の方からの問い合わせに対し、松戸市での対応の違いはあるのでしょうか。
*------* *------* *------*
答弁:健康医療部長
質問事項1「新型コロナワクチン定期予防接種について」の質問要旨(1)から(3)、につきまして、順次ご答弁申し上げます。
初めに、(1)手続きの方法につきましては、前年度は、市で事前に接種の予約日時や接種場所をあらかじめ指定し、接種券を送付しておりましたが、今年度は、新型コロナウイルス感染症が予防接種法のB類疾病に位置付けられたことにより、接種の案内を広報まつどやポスターの掲示のみといたしまして、接種を希望する方が直接医療機関に連絡し予約を行っていただきます。
また、接種記録のシステムへの入力スケジュールや入力体制につきましては、接種を実施した月の翌月10日までに医療機関から市へ予診票を提出していただき、市では、受理しました予診票をもとに健康管理システムへ、接種日、実施医療機関、接種医、ロット番号を入力することで接種記録を管理しております。
次に、(2)10月1日から現時点までに把握している接種人数、接種率、ワクチンの種類でございますが、接種人数は7,999人、接種率は約6%でございます。年代別でみますと、60代が972人、70代が3,537人、80歳以上が3,490人でございます。
また、ワクチンの種類につきましては、ファイザー社、第一三共社、武田薬品工業社、MeijiSeikaファイルマ社のものが使用されておりまして、それぞれの接種人数は、ファイザー社が5,954人、第一三共社が1,052人、武田薬品工業社が953人、MeijiSeikaファルマ社が40人でございます。
次に、(3)の「ア.10月以降に寄せられた具体的な事例」、につきましては、市からの個人通知は出しているのか、いつから接種できるのか、接種費用はいくらなのか、接種できる市内の医療機関を教えてほしい、という内容が主なものでございます。
次に多いものとしましては、市内の医療機関で接種できない場合の手続きの方法を教えてほしい、コロナワクチンと他のワクチンとの接種間隔を教えてほしい、となっております。
また、接種をしようかどうか迷っている方も中にはおりました。問合せへの対応につきましては、丁寧に分かりやすく説明を行っております。
最後に、「イ.定期予防接種の対象者と対象でない方において、対応の違いはあるか」、でございますが、接種費用につきましては費用助成の点で説明を分けておりますが、それ以外は対応に違いはございません。
接種を迷われている方、不安に思っている方に対しましては、コロナワクチン接種後の主な副反応として、接種後に注射した部位の痛み、疲労、頭痛、筋肉や関節の痛み、寒気、下痢等、発熱が見られますが、こうした症状の大部分は、接種後数日以内に回復していることを説明しまして、さらに、接種する医師からワクチンの効果や副反応の説明を受けた後に接種するかどうか決めてもよいことをお伝えするなど、市民の気持ちに寄り添った対応をしております。
以上、ご答弁とさせていただきます。
*------* *------* *------*
健康医療部長、ご答弁ありがとうございました。
私がmRNAワクチンについて懐疑的な考えを持っていることは、すでに議場の皆様はご存知だと思いますが
私に対応してくださる予防衛生課のみなさまの公正中立でありながら丁寧で配慮ある対応に感謝します。
10月1日から現在までの接種率は、6%、自己増幅型 mRNA ワクチン(レプリコンワクチン)の接種人数が40名ということも、承知しました。
令和5年度の65歳以上の接種率で比較すると、春開始接種が69.3%、秋開始接種が64.5%ということでしたので、10分の1程度ということがわかりました。
様子を見てこれから接種される方もいると思われますが、接種が有料になったことや、ワクチンによる健康被害が報道されるようになったこともあり、全体的に令和5年度と比べて接種を検討する方が増えたのかと思います。
新型コロナワクチン、4日前の12月2日にも、1歳の男の子が予防接種健康被害救済制度において、突然死で死亡認定を受けていました。
mRNAワクチンのこれまでの累計の死亡認定数は915名となり、そのうち245名は突然死です。
海外では、mRNAによって作られたスパイスたんぱくが心臓や卵巣に影響を及ぼす論文がたくさん出ているにも関わらず、にっぽんのメディアではほとんど取り上げられることはありません。
ここまで続くと、mRNAワクチンを国民に接種させることだけを考えているのかなと、思わざるを得ません。
また、11月29日厚生労働省は、2025年4月から、これまで感染症法の対象外だった一般的な風邪を
新たに「5類感染症」に指定する省令改正を行いました。
この改正は、パブリックコメントで3万件以上の意見が寄せられ、その多くが反対であったとされていますが、国会での議論を経ずに省令改正、官報のみで公表という形で進められました。
この決定によって、風邪は季節性インフルエンザや新型コロナウイルスと同様に、医療機関での届出や流行状況の監視対象となります。
風邪は非常に幅広い病原体や症状を含むため、全てを監視対象とする必要性や実効性に疑問の声が上がっています。
医療現場の、さらなる逼迫だけでなく、集団感染を理由とした学校減までの学級閉鎖等、さまざまな場面で国民の負担が増加する恐れもあります。
もちろん、感染症予防対策の強化としてmRNAワクチン接種もあり得ます。
そこで、改めて要望です。
6月議会において、接種記録の保存期間を現在の5年間から、無期限保管にする規則を作っていただけないか一般質問をしました。
健康医療部長からは
「ワクチンの接種記録を長期的に保存することは、被接種者にとって望ましいと考えておりますので、適正な保存年数の考え方や、ワクチンの種類毎に保存年数を定めるべきか、などの課題を整理したうえで、国の動向に注視しながら、ワクチンの有効性や影響などの専門的な見地から課題を解決し、規則の制定を検討してまいります。」とご答弁を戴きました。
今後もさまざまな予防接種が開発されていくことが予想されます。
帯状疱疹や癌、免疫疾患といった症状がでたとき、それが副反応なのか、それとも別の要因によるものなのか、5年以上経過して接種記録を破棄していたら、遡っての検証が難しくなってしまいます。
記録の管理にかかる事務負担など、長期間保存するうえでの課題もあると思いますが、初めてのmRNAワクチンが接種されてから5年が経過する令和8年3月までに接種記録の無期限保存を規則として制定していただけるよう、今一度、心から要望いたします。